1966年9月、ピエール・カルダンによるメンズ・コレクションが日本に上陸。1959年にカルダンとしては日本で初めてとなるライセンス契約を髙島屋と締結、業界で大きな注目を浴びてから7年後のことだった。紳士服、ワイシャツに続き、靴やネクタイなども次々と発表。同年10月には、カルダン自身も来日。美しいシルエットと機能的な裁断が、新たな既製服として好評を博し、プレタポルテ時代を迎えた日本の紳士服業界に新風を吹き込んだ。以来、ものづくりにこだわったクリエーションを発表し続け、今日に至る。